あそびべのHARU

 
ここだけの美術館

画家・榎並和春



HARU


Translate

忘れてはならない↓

2023
「日曜礼拝」F4


 ■2024年 4/25(木)〜5/12(日) 
榎並和春個展

個展タイトル「日々賛々」1」

 千葉・山口画廊043-248-1560 
企画画廊くじらのほね043-372-1871
 同時開催



 日々賛々

 昔ジャニス・イアンの「17才の頃」という歌があったのを覚えていますか?17,8歳の不安定な年頃のことをささやくように唄って一世を風靡しました。10代の生まれたばかりの精神の繊細さは美しくもあります。確かに私にもそんな頃がありました。しかし、時間というのは相対的なもので、この歳になると10年は昨日の事のように思えます。紅顔の美少年もこれには逆らえません。

 不安定な年頃というのは何も17,8歳の時だけではないのです。人はいつまでたっても迷う事ばかりです。老いも若きもないのです。これだけ寿命が延びて高齢化が進んだ現代では、不安定な年頃とは、かえって老いた今の方が近いのかもしれません。老いも見方によれば面白いように思います。

 「日々賛々」人は生きてきたように老いて行きます。これは誰も避けることが出来ない事実です。もうこうなったら日々楽しく生きて行くしかありません。

 さて、今回も「なにげない日々」を一緒に楽しみませんか。


08画集&カタログの紹介
日々是好日

あそびべのHARU・ここだけの美術館

HARU
 
リンクはお気に召すまま


                       忘れてはいけない事
        
 2011 3・11に未曾有の大災害が日本を襲った。原発が爆発して、今まで何気に安全だとされていた事が、嘘だとばれてしまった。日本は国土の何割かは失ってしまった。悔やんでも悔やみきれない。

 しかし、失ったものはあまりにも大きいけれど、反対に大きなショック療法だと考えて、まったく新しい生き方、哲学とか思想とかが国民の共通の認識として出来るなら、それもいいのじゃないかとほのかに期待した。

 にもかかわらず、今やっていることはあったことをない事にして、嘘でも良いから昔のように景気をよくして、まやかしで浮かれて踊ろうということを本気になってこの国のリーダーたちはやっている。絶好のチャンスだったのに、今やもう遅すぎる。機会を逃してしまった

敗戦後、世界の中でもいち早く復興し、高度成長を経験して、それに伴った弊害である、大気汚染や公害、バブルの崩壊、少子高齢化も現在進行形である。

 確かに右肩上がりの成長は期待はできないけれど、地域に根ざした丁寧な生活を進める事で、それはそれで楽しく豊かに暮らしてゆく方法はたくさんあるだろう。

 豊かさ、上質な生活、というのは昔のバブルの戻る事ではない。未来に遺恨を残さないために、今やらなければならないことは、あふれるようなエネルギーを消費する事ではない。物にたよる生活を勧めることではない。

 原発の選択はエネルギー問題ではない。これからの生き方、哲学、思想の問題である。そのことを忘れてはならない。 2013 4/22

                    原発は廃絶すべし。






 本ホームページの記載内容・画像の著作権は榎並和春に帰属します。
 しかし、悪意にみちた使用(商用を含めて)以外、
私的使用に限って(引用先を明記)自由に使っていいものとします。連絡は不要です。
Copyright(C)1999〜 Kazuharu Enami.ALL Rights Reserved.