2011 1月
1月31日 (月)

はる 3508
 個展六日目
 さて明日でいよいよ終了です。六時までですのでお間違いのなきようにして下さい。では。


更新時間 : 23:37:12

1月30日 (日)

はる 3507
 かみさんと合流。大阪の町はほとんど知らないので、よく知っているHさんにベトナム料理屋さんに連れて行ってもらう。古いビルを改装した店内もすばらしい。いい雰囲気で楽しい食事をした。ありがとうございました。

 明日はラス前。もう二日ですよ。お待ちしております。


更新時間 : 22:57:30

1月29日 (土)

はる 3506
 個展四日目。中日を過ぎた。土日は夜九時まで営業。そんなものにはつき合っていられない。今日も午後からたくさんの人が来てくれた。ありがとうございました。

 デパートの個展というと、絵を描く人には毛嫌いする人がいる。たぶんデパートの絵=売り絵=花や風景=大衆に迎合したつまらない見るに耐えない絵、と思っているに違いない。確かに私も最初は躊躇した。とうとうデパート作家に成り下がったかという感覚かな。

 でもねぇ、だからといって以前はそれほど立派な芸術をやっていたわけでもない。絵を売ることをそれほど自虐的に考えなくてもいいのじゃないかなぁ。絵描きで生きてゆくというのは絵を売ってゆくということで、売らないことと売れないこととは違う。

 明らかに個展で展示する小品と自分の作品とで違いがあるのはもんだいかもしれないけれど、自分がやりたい方向と同じならそれでいいように思うな。

 まぁ私にはそういった通俗性がある、大衆性があるということかもしれない。みんながおどろくような独善的というのか、独創的な生き方はできない。コンセプトは「誰にでもどこにでもあるもの」というわけだからね。

 今回見知らぬホームレスのような人から、そんなことを指摘されたけれど、いまさらそれを否定するつもりもない。

 私は絵をかいて生きて行ければいい。それだけです。


更新時間 : 23:08:25

1月28日 (金)

はる 3505
 個展三日目
 パス

更新時間 : 22:56:47

1月27日 (木)

はる 3504
 個展二日目
 デパートは長帳場、結構疲れます。しかし、まだまだ頑張れます、お早めに来て下さい。


更新時間 : 22:25:35

1月26日 (水)

はる 3503
 個展初日
 始まりました。新しい会場ということもあって作品が明るく小奇麗に見える。まぁ悪いことではない。デパートも面白いもので西と東ではかなり違う。関西はやはり商いの街店員さんも積極的に接客に応じてくれる、反面ちょっと泥臭い感じがする。東京はやっぱりお洒落なんだなぁ、反面対応がクールな感じがする。まぁどちらもそれなりの良さはあるけれど、欠点もあるということだ。これだけネットの時代になってもそういった地域の性質みたいなものはなかなかなくならないものだな。だから面白い。

 又明日。


更新時間 : 22:28:39

1月25日 (火)

 はる 3502
 六時から飾りつけ。もう何回もやっているので慣れてはいるのだが、会場によってかなり雰囲気が違う。その会場に一番あった展示を心がける。これって案外はやりのインスタレーション(設置芸術)の感覚に似ている。絵さえよければ後は関係ないという作家もいるけれど、私はそうは思わない。できれば展示にも積極的に参加する、意見を言うというのは大事なことだ。

 いい展示ができたように思うのだが、どうだろう。デパートは結果がすべてだから、いい展示だけで終わっては意味がない。さぁ、明日から個展を楽しもう!皆さん是非いらしてください。では


更新時間 : 22:07:49

1月24日 (月)

はる 3501
 今日は移動日です。身延線で静岡まで出て、そこから新幹線に乗ります。同じくらいの時間で新神戸に着きます。約六時間の旅かな。途中富士宮から見た富士山。少し雲に隠れていたが、雄姿を拝むことが出来た。吉兆かな。

 明日は夕方から飾りつけになります。その後、大阪泊まり。明後日からいよいよ個展が始まります。お待ちしています。

更新時間 : 21:16:28

1月23日 (日)

はる 3500
 カウントが3500になりました。とりあえず、長いお付き合いありがとうございました。これからも出来うる限り続けてゆくつもりです。よろしくかわいがってやってくださいな。読んでもらうこと、そしてリンクを増やしてもらうことそれが励ましの全てです。よろしくお願いいたします。

 さて、明日からまた旅に出ます。更新はシャメだけになるかもしれませんが、出来うる限り臨場感のある報告をしたいと思っています。またお近くの方はぜひとも画廊の方までお越しいただいて実際に作品をご覧になってください。私は全ての日程で在廊しているつもりです。では・・。


更新時間 : 00:00:47

1月22日 (土)

はる 3499
 いよいよ明日が3500だな。たいした感慨もないけれど、ただの通過点だけれど、やっぱり遠くへ来たもんだという気がする。。昔は考えもしなかったけれど、いつかは終わりが来る。こうやってカウントすることでそのことを余計に意識する。有限であること、それを意識することは悪いことではない。

更新時間 : 00:35:26

1月21日 (金)

はる 3498
 ネットねたをもう少し。私がネットを始めた頃はまだ常備接続という状態ではなくて接続会社に電話してつないでもらうというまどろっこしいやり方だった。今ではとても考えられないけれど通信のスピードもとても時間が掛かってそれだけでも通信費(電話料金)が馬鹿にならないので、NTTのテレホーダイなどという夜間割引を利用したものだ。

 絵などの画像をHPにアップするのには時間がかなり掛かった。だからかなり容量を小さくして荒い画像にして送ったりした。今ではブログでさえかなりの画像がアップできる。時間も掛からないしね。

 プロバイダーも幾つかかわった。かわる度にメールアドレスもかわるのでこれもあまり褒められたものじゃない。昔はHPに堂々とメールアドレスを明示していた。だからかもしれないが、そのときのアドレスで未だにスパムがくる。腹が立つけれど仕方ない。せっかく多くの人に知ってもらったアドレスを変えるのは忍びないけれど、これでしばらくはスパムともお別れだと思うとまぁ清々する。



更新時間 : 00:34:25

1月20日 (木)

はる 3497 
 HPというとすでにブログをさすようになってしまったけれど、厳密ににいえばブログはHPではない。あくまでもブログは無料で借りているのであって自分のものではない。過去のログも綺麗に最近は並べてくれるので、まぁほとんどその違いはわからなくなった。私などは昔からHPを運営しているのでどこかかたくなに自分のページを持ちたい、レンタルしたものはいずれ返さなきゃならないしなぁ・・と考えていた。

 ブログとHPの大きな違いは、ブログのコンテンツは全てお仕着せでであること。それと大きく関連することなんだけれど、あらゆる情報がサーバーの方に管理されているということだろうか。だから明日からやめると言われれば急いで自分のコンテンツを引き揚げなければ消えてしまう。まぁあなた任せの頼りない運命だということかな。

 HPも一応サーバーをレンタルしてはいるのだけれど、基本的に元になる情報はこちら側が持っていてサーバーにあるのはコピーであると考えている。作品や全ての情報も全ては私がパソコンの上で管理していて、必要に応じてウェブ上に晒しているといった感じかな。見た目は同じなんだけれど、気持ちが少し違う。

 ところが今日何気なくレンタルしていたサーバーをのぞいて見たら、二月末でレンタルは終了しますと書いてあった。いや驚いた。メールしたと言うのだけれどどうやらスパムとして処理されてしまったようだ。やれやれ困ったものだ。こういったものはしばらく触っていないとまるっきり忘れてしまっている。早速色んなレンタルサーバーを探すことにした。

 無料のサーバーも最近は充実してきた。容量も無制限で、ブログとほとんど変らないシステムになっている。更新も楽に出来るようだし・・と無料HPに傾きかけたのだが、ここはやっぱり多少お金が掛かっても初志貫徹ということで有料のサーバーにすることにした。CMが入るか入らないかの違いかな。

 サーバーが変ると困ることが色々ある。せっかくリンクしていてくれた人が来れなくなってしまうこと。それからメールのアドレスも変ってしまう。まぁ仕方ない。約一ヶ月以上あるのでまだ助かる。皆さんリンクのアドレスを変えてくださいな。

 新しいアドレスは
  http://enami.sakura.ne.jp


更新時間 : 22:43:38

1月19日 (水)

はる 3496
 絵は多分誰にでも描けるんだと思う。子供が字を覚える前に何やらしゃべりながら絵を描くように、何か描くものがあれば壁であろうが襖であろうがかきなぐるのだと思う。ある種の本能に近いようにも思える。それが上手いとか下手くそであろうが、センスがいいとか悪いとかというのは全く次元の違う話だろう。息をするように絵を描くという意識もないかもしれない。

 ところがあるところで絵を描くことを止めてしまう。人と比べたり、思ったように描けなかったり、一番の理由は飽きてしまうということだ。絵を描くこと以上に楽しいことを見つけたというのが案外そのことの理由かもしれない。どこかで強制的に「私は絵を描く」と意識しなければ続けて行くことは難しい。

 絵を描くことに基礎的なデッサンが必要かということなんだけれど、ただ描くというだけでは何も必要ない。上手くなる必要もないし、誰に見せる必要もない、ただただ自分の楽しみのために描くというのであればデッサンなど必要でない。習う必要もない。

 ところが、描いてゆけばそれなりに上手くなってゆく、手馴れてゆく。自己模倣の繰り返しになって新鮮な驚きとか楽しさがなくなってゆく、面白くなくなる。多分普通に学習能力のある人はそこらあたりで飽きてくるのだな。

 この「面白い」というのが人が長く続けてゆく一番のモチベーションだと思う。「面白くない」ことは誰もやらないし、「面白くない」ことを続けるのは苦痛でしかない。

 絵を描くことの面白さの中に、出来るだけそっくり見たとおりに描くということがあるように思う。それもまた一つの才能だし能力だと思う。そのためにはある程度のデッサン力が必要だし、その訓練も必要かもしれない。もしあなたがそんな絵を望むのであればね。そのことを否定するつもりもない。私もまたそんなラインの中で絵を描いてきた。



更新時間 : 23:38:23

1月18日 (火)

はる 3495
 もうすぐ3500カウントになる。少し前に3000カウントのお祝いをしたと思ったのにあれからもう500日経ったということか。このペースでゆけば4000カウントは来年の夏ごろだな。と言うことは還暦のお祝いも兼ねなきゃね。嬉しくはないけれどね。いよいよ私も爺様だ。

 大阪展の準備で作品の入れ替えをして梱包をする。慣れているとはいえ結構面倒くさい。誰かが替わってくれるならそれにこしたことはないだろうが、これはやっぱり自分がやるしかないだろう。どの作品を残してどれを出品するのか、展示した時の効果などを考えながらセレクトするので他人には任せられない。巨匠になればそんな手間も人任せなんだろうけれど、それもつまらないだろうな。

 個展はいつもオープン準備までで終了している。始まってしまえば楽しむしかない。泣いても笑ってもそれまで。結果は終わってみないと分からない。まぁそれもこれも楽しみではあるのだけれどね。

 さて、また来週は旅に出ます。今回は毎日会場に詰めています。お時間とお暇がありましたらお立ち寄りください。お待ちしております。


更新時間 : 23:18:05

1月17日 (月)

はる 3494
 今日は寒い。

更新時間 : 00:12:03

1月16日 (日)

はる 3493
 今日は裸婦クロッキーでした。

更新時間 : 20:51:26

1月15日 (土)

はる 3492
 いよいよ最後の日です。万象繰り合わせてお越しください。今日は午後四時までですので、お間違いなきように。それではまた。

更新時間 : 21:58:20

1月14日 (金)

はる 3491 
 今日も携帯がありませんので、写真が撮れません。明日でおしまいです。今日明日と終日画廊につめています。是非きてください。

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なおなおさんが個展の記事を書いてくれました。ありがとうございました。
http://no70ko.exblog.jp/15329869/

大石正巳さんが個展の記事を書いてくれました。ありがとうございました。
http://laseine38.exblog.jp/15766385/


更新時間 : 21:57:54

1月13日 (木)

はる 3490
 携帯を忘れたので、シャメが撮れません。というわけで更新がますます面倒です。すんません。連絡などはコメント欄にお願いします。では。

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画家 すずきゆきお さんが個展の感想を書いてくれました。ありがとうございました。
http://blog.goo.ne.jp/ys0322art/e/
0313e7893e5270b0f4242571a730828a


更新時間 : 21:57:03

1月12日 (水)

はる 3489
 明日からまた最終日まで画廊に詰めます。都合がつけば来てください。

 昨日の記事「時の女神」についたコメントが面白い。私信ではないので誰でもが読めます。
 私が絵を始めたのは二十歳過ぎてからのことで、その頃大阪に下宿していた。絵を習いたいのだが、今更受験生に混じって石膏デッサンもできない。どこかアルバイト先の近くで初歩から教えてくれる教室がないかと探していて、たまたま画材店で見つけたのが島常武先生が主催している「レアラ・ロンド」という絵画教室だった。

 このことはどこか他でも何回か書いた。そこでは週一度ヌードクロッキーがあり油彩画の教室はあまり多くの人が来ていなかったけれど、クロッキーの時は教室が満員状態で初心者だった私は遠慮しながら人々の隙間からクロッキーをしたのを覚えている。

 一ヶ月に一度自分が一番いいと思った作品を提出して先生たちが審査して順番をつけるコンクールがあった。基本的には全員提出だったように思うけれど良く覚えていない。第一席になると買い上げで何か賞品が着いたように思う。最初の頃はただ提出するだけで、賞をもらえるなど夢のまた夢だった。でもいつかは一席が欲しい、そんな風に思っていたな。

 何ヶ月かが過ぎて初めて一席をもらった。考えてみると大人になって初めてもらったのがこの賞かもしれんな。だからどんな絵だったかも鮮明に覚えている。


更新時間 : 22:55:18

1月11日 (火)

はる 3488
 今日、明日とこちらで仕事のため、個展会場には行けません。あしからず。寒いのでお客さんが少ないそうです。しかし、まぁ自分の力不足でしょうね。

更新時間 : 20:07:54

1月10日 (月)

はる 3487
 パス

更新時間 : 21:48:37

1月9日 (日)

はる 3486

 猫町文庫さんが個展の感想を書いてくれました。ありがとうございました。勝手リンク
http://ccnet.easymyweb.jp/member/fukuoka/default.asp?c_id=24159

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 個展は作品とそれをみる人の出会いの最前線である。そればかりではなくそれを作った作者との邂逅の場でもあるわけだ。作品が全てで他の事は鑑賞のじゃまになるという話もあるけれど、まぁ私の場合それもこれも含めた私自身を晒している旅芸人のようだと思っている。良ければお付き合いくださいな。

 評論家を目指して勉強中という若い人が来た。「これは誰々の影響を感じますね」「この部分はだれそれですね」と分析する。確かに当たってはいるのだけれど、あまり気分のいいものではない。

 どんな作家であろうと、作品であろうと全く誰の影響も受けない全くの独自のオリジナルということはありえない。一つの作品は作家がそこまで影響を受けたものの総まとめのようなもので、どれだけ多くのものを受け入れたのかというのが作品の奥行きの深さ、重さになってくるように思う。謎解きとしたところで最後には何も残らない。


更新時間 : 19:41:33

1月8日 (土)

 はる 3485
 銀座はまだ仕事はじめのモードになっていない。だから画廊も来週からオープンのところが多く、行き交う人も少ないね。寒いということもあるけれど・・。いつものように年末にやれ行けそれ行けでやる方がどことなく面白い。明日、あさってと画廊も連休になる。私はこちらの仕事もあって在廊は木曜13日から最終日の15日までです。よろしくお願いします。


更新時間 : 23:07:46

1月7日 (金)

はる 3484
 個展が始まった。今日はとても寒くてきりりと締まった気持ちのいい冬日。しかし、お客様は少なかったな。明日は終日在廊しています。来てください。


更新時間 : 23:07:14

1月6日 (木)

はる 3483
 明日から銀座で個展です。私の在廊期日は1/7,8と1/13,14,15です。

更新時間 : 19:14:07

1月5日 (水)

はる 3482
 (はる 3482を少し書き直す)
 最初は小さなアパートで暮らしていた。(若草荘物語・・勝手リンク)それはそれで毎日結構面白おかしく、今ではとても信じられないような漫画のような不思議な日常だった。やがてそのアパートも取り壊されるということでどこかに適当な棲家がないかと探していた。その次に住んだ家がこれまたとんでもない不思議な家で、昔アメリカの兵隊さんが住んでいたハウスを払い下げてもらって自分で移築した家だったんだな。だから全ての仕様がアメリカ仕立てで部屋数も多く、広かった。アトリエに使っていた部屋は20畳以上あった。天上も高くて今で言うフローリングでぼろぼろだったけれど、窓が全て観音開きのしゃれた洋館だった。

 最初に見つけたときは全く草ぼうぼうのお化け屋敷状態で、誰も住んではいなかった。ここにどうしても住みたいと念じて、隣近所に持ち主を聞いた。上手く行く時はすいすいと行くもので、大家さんとなんとかコンタクトがとれた。そこからはとんとん拍子で、もう壊してしまうのでどんな風に改装しても良い、どんな風に使っても良い、ただし五年間だけにしてくれということで、まぁそれでもそこに住みたかった。

 怖いぐらい雰囲気のある家で、ここの五年間も楽しかった。

 あっという間に五年が過ぎてしまった。今度は本格的に自分たちの家を探さなくてはならない。ちょうど時代はバブルが終わったころではあったけれど、土地の値段はとても手の出る状態ではなかった。今の倍以上はしていただろうな。

 定職を持たない絵描きが普通に住宅ローンを組めるはずもなく、一生借家住まいも仕方ないかなと考えてはいた。発想の転換をしなければ家など到底もてない。何を取って何を捨てるかだな。両方満たすことは無理でしょう。何か悪いことをすれば別だけれど・・。

 誰も寄り付かない山奥に引っ込む、地元にはそういった不便な場所にあえて住まうアーチストもいる。定職を持たない生き方なら選択肢としてそれも考えられる。もう一つは街中に住んでも誰も手を出さない難物に住まうという手だ。私の場合諸事情で街中にしかすめない、ならば答えは出たようなものだ。

 基本は自分が払えるくらいの家賃ぐらいの払いで済ませる。無理はしない。いずれは自分のものになる。改装も自由、借家とはそこが根本的にことなる。捨てたのは財産になるということだ。公道に接していない。財産にならない不動産である。あえてそこに住まうという選択肢もある。


更新時間 : 19:15:13

1月4日 (火)

はる 3481
 家を購入した頃は世の中がバブリーなころで(1992、3)土地が馬鹿値をつけていた。M屋の土地が6000万とか言われていた頃で、一介の貧乏絵描きが普通の土地を買って家を持つなどとても考えられなかった。土地だけで2000万から3000万普通にしていた。今は半分以下だな。

 M屋の借家が5年契約で、兎に角新しい住処を探さなくてはならないということと、できたら自分の家が、もう引っ越さなくてもいい、終の棲家が欲しいと思った。年取って借家住まいはつらいだろう。一人でもつみ続けられるということを考えると、市内でないと難しい。田舎も随分探したけれど、若いときならいざ知らず、年とって田舎に住むのは利便性、医者とか買い物などを考えると街中を離れてくらすのは難しいと思った。

 ということで、不動産やのKさんなどにも多少の難あり物件でもいいから、私が何とか支払える中古物件を探してもらっていた。でもまぁいざとなるとあまりないんだな。

 今の場所はたまたま新聞で見つけて場所や広さ、中古の家も適度で改装できると思った。其の時にも道が公道に接していないことは了解していた。まぁほとんど気にしていなかったかもしれない。兎に角、家賃程度のローンで自分の家が持てるということでよしとした。

 財産を持つという気持ちはなかったんだ。普通の人は子孫に財産として土地屋敷を持つだろうけれど、我々には子孫がいない。それゆえ我々一代限りで棲みつぶしてもいいと考えていたことはたしかだ。だから自分の持ち物にしなくてもよかったんだ。兎に角ほぼ動くかなくてもいい場所として家が欲しかったんだな。

 基本的には借家でも住み続けられればそれでよかったんだな。立ち退きを迫られないという意味で自分の棲家を手にしたかったのだと思う。それはW荘やM屋の家も、借家はいずれ立ち退かなくてはならなかったからだ。

 たまたますみ続けたら、自分のものになったと考えれば、それはそれでラッキーなことだ。大して価値のない土地でも一応自分の土地ではあるのだから。それだけのことでしかない。

 最初の発想はそうだった。定職を持たない絵描きが普通に家を購入できるとは思っていなかった。だから家賃を払うくらいのローンで家がもてたらそれはそれでよかったのだ。それ以上は望んでなかった。財産にしようなど元々考えてはいなかったのだ。

 ここに来てちょっと色気がでてきて、同じローンを払うなら少しでも財産にならないかと欲出し始めたけれど、それはちょっと違うなぁ。やはり基本は今までどうり、家賃を払っているという感覚でいいかな。最後は絵の置き場になればそれでいい。いずれ私もかみさんもこの世からいなくなる。この家に絵だけ残ることになるのかな。でやがて家と共に朽ちればいい。

更新時間 : 20:40:44

1月3日 (月)

はる 3480
 今日で正月もお終い。


更新時間 : 23:22:24

1月2日 (日)

はる 3479
 毎年武田神社に初詣に出掛ける。さすがに元旦の雑踏は嫌なので大体が二日か三日にスイスイと済ませる。大晦日から正月二日まで散歩以外に外に出なかった。

 さてこのところブログとか本などを読んでいて引っかかりを感じる言葉やメッセージをメモのように書き留めている。本来人の書いたものは著作権があって勝手に引用してはいけないという法があるのは充分承知しているのだが、これも勝手に解釈して引用先を明示すれば「素人があそび(商売にしていない)で書いている限りにおいて」許してもらえるんじゃないかと思っている。どうしてもだめだと言うならメールでもしてくれればすぐに削除します。

 これも勝手な解釈なんだけれど、例えば一つの真理なり秘密を自分だけのものだといって独り占めしてどこにも発表しなかったとしたらそれは発見されたことにはならないね。その人が死んでしまえばこの世からその真理も消えてしまうわけだ。まぁそれでパテントをとってそれで優雅に暮らすというのもなかなか魅力ある選択ではあるけれど・・。

 反対にこんな風にも考えられないか。多くの人に引用される、リンクされる「言葉」「文章」「ブログ」ほど重要度があって面白、興味がある、共感する、バロメータなんじゃないかな。それこそ、そこに普遍的な何かをみつけたから引用されたわけだ。誰にも引用されない文章などはあってもなくてもいい自己満足のきわみと言うことじゃないだろうか。

 インターネットがこれほど普及した今の時点で、ネットに発表されたものに従来と同じ著作権を主張するのはちょっと難しいな。


更新時間 : 23:23:14

1月1日 (土)

はる 3478
 あけましておめでとうございます。皆さんいいお正月を過ごしていますか?今年もがんがん個展を開催してゆきます。よろしくお付き合いのほどを・・。



更新時間 : 21:17:54