2005 7月

7月31日 (日)

はる 1505
 初めて直下型の地震というものを経験した。漫画や小説で色々書かれてはいるけれど、実際に経験しなければ分からないだろうな。

 震度は3ということだから、揺れ自体はオコチャマだったかもしれないけれど、臨場感は立派な大地震だったな。

 そう遠くから地鳴りがする。私はてっきりと洗濯機の脱水機が廻っているのだと思った。でドンッと突き上げるような縦の揺れが来た。まぁこれは逃げ様がないなぁと思った。

 閑話休題

 午前中に神戸からの荷物が着いた。全部で六ケ。アトリエが荷物で一杯になる。暑いので何もやる気がしない上に、この荷物だ。げんなり。

 個展は非日常で楽しい。「はれとけ」でいえばはっきり言って「おまつり」「はれのひ」ということになる。しかし、絵描きの日常というのはもっと地味なものだ。少しこもる必要がある。

 しかし、今年の個展は同級生や、お世話になったひとのオンパレードだった。何だかね、地元というのはありがたいものだ。しかし地元限定、知り合いだけで通用してたのじゃ高がしれている、なんとかもう少しならないものか・・。

 京都の可必館で上野憲男を見て、昔木村忠太を見たときと似た感動をおぼえた。

 後何年絵を描いてゆけるのだろう。長くやっても20年、30年?今までやってきた時間とおなじだけやれるのか?

 ならば、出来るだけ遠いところまで行きたいな。行けるのか?などと・・。

 また明日。


更新時間 : 22:41:06

7月30日 (土)

はる 1504
 帰って来ました。でもヘロヘロに疲れました。

 で、また明日。

更新時間 : 22:40:41

7月29日 (金)

はる 1503
 今、京都にいます。いいですねぇ、京都は。どこをとっても半端じゃないですよ。町がまだちゃんとまちとして生きている。奥が深い。

 できたら、京都にまた住んでみたいな。若いときにはこの良さが、本当にはわかっていなかったようなきがする。

 それにしても、京都は暑いな。

 明日、帰ります。ではまた、明日。

更新時間 : 20:18:21

7月28日 (木)

はる 1502
 暑い中、展覧会めぐりをしてきた。
 
 掲示板にリンクしておきました。機会を作って是非観てくださいな。

 宮本英雄個展
7/22〜7/31
トアロード画廊
http://homepage.mac.com/doi.m/torroad-gallery/
〒650-0022  神戸市中央区元町通 6-5-8 松尾ビル2F

新家保夫個展
7/28〜8/2
ギャラリーほりかわ
〒650-0021  神戸市中央区三宮町2-9-11
電話番号 (078)331-2485

ギュスターブ・ モロー展
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/index.html
 兵庫県立美術館
 http://www.artm.pref.hyogo.

更新時間 : 22:29:18

7月27日 (水)

はる 1501
 気がついたらこの日記も1500回となっていた。まぁ単に通過カウントですけれど。500回くらいのときに一度プリントアウトを試みたことがあるけれど、凄い量になって途中であきらめた。1500回を越えた今ではとても全ては読みきれないだろう。

 今は少し休んでいますが、昔書いた記事をテーマにそってもう一度読み直すなんてことをブログの方でやってる。そのときに活躍するのが、トップページのサイト内検索で、必要な言葉を代入すれば私の過去の記事から適当な話を探してきてくれる。これはとても便利だ。こういったパソコン日記でないと出来ないことだろう。

 今日は一日実家でゴロゴロしていた。明日は県立美術館でモロー展でも観に行こうかと思っている。ではまた明日。

更新時間 : 22:19:52

7月26日 (火)

はる 1500
 個展6日目
 どうやら無事終了しました。最後は台風の影響ということもあって少しのびなやみましたが、記帳された方は150人弱でした。有難うございました。

ここではおなじみのtoshiさんが台風の中来てくれました。また来年お会いしましょう。有難うございました。

 後、大阪の画廊・天音堂の親父さんが来てくれました。日記に感想を書いています。掲示板にリンクしておきましたので、また見てください。この親父さんのボヤキ節はなかなかオモロイですよ。帰ったらリンクします。よろしおまっか?

 あとは、昨日どこかの親父さんから、電話がかかってきて、「えなみさんというのは、歌敷山中学のあのえなみさんですか?」と聞かれた。まぁ詳しいことはここでは省略しますけれど、実は私の中学1年のときの担任の先生だった。

 中学に入って最初の担任が美術の先生だったというのも、今から考えると何か遠い縁があったのかなぁと思う。図画工作ではなく、はっきり美術を意識したのはここらあたりからかもしれないな。

 それにしても、そうさしたる特徴のあった生徒でもなかったわたしのことを、40年まえの一生徒のことをよく覚えていてくれたものだ。そして、新聞の小さな記事を見つけ電話をかけてきてくれた。そのことに感謝する。そして今日お会いしました。その感想はいずれまた書きましょう。とにかく有難うございました。

 台風はどうなったのでしょうか?留守にしている雨漏り屋敷がすこし気になります。天井裏にバケツを置いてきましたが、あまりにも激しい雨漏りには対応できないでしょうな。その下には我が愛用のパソちゃんが待機しているわけで、ちょっと心配だ。

 さて、まだ帰りません。少し休みます。ではでは。

更新時間 : 00:14:28

7月25日 (月)

はる 1499
 個展5日目
 月曜日というのはどこでもお客さんが少ない。まぁ仕方ないかな。

 お絵かき教室や画塾などなかった頃、専門的な美術家として私の前に登場したのは、小学校の専科の美術教師(大西先生)だった。この先生のことはどこかで何回か書いた覚えがある。

 図画工作が好きだった私は、この先生の授業が待ち遠しくてならなかった。美術の授業というのは先生自身が絵が上手い必要はない、いかに生徒を乗せるか、手なずけるか、ほめあげるかだ。多分今こうやって絵を描いて暮らしているいくらかは、この先生の影響ではないかと思う。

 明日は台風の影響で午後から荒れ模様の予報がでている。お客さんは少ないだろうな、まぁそれもしかたないかな。

 四時半過ぎには片付けはじめます。まだご覧になってない方はお早めに来てください。ではでは。

更新時間 : 21:08:03

7月24日 (日)

はる 1498
 個展4日目
 土曜日と、今日はたくさんの人がきてくれた。まったくもってあり難い。来てくれた人には出来るだけ声をかけるようにしていますが、気がつかずにかえられた人もあったかも知れません。ここでお詫びしておきます。

 地元というのはそういった意味であり難い場所だ。にわかに知名度が上がったように勘違いしてしまう。本当はただの同窓会の延長だったりするわけだからね。でもまぁここからがはじまりというわけだろう。育ててもらったお礼はしなければならない。

 高校の時の担任の先生が来てくれた。何年か前の個展に一度来てくれたことがあったのだけれど、地元から離れて住んでいるということもあって、お会いすることもなかった。

 その後定年退職された時にクラスの有志で退職記念に私の絵を贈った。そんなことがあってそこそこ気にしていてくれたのかもしれない。どうも有難うございました。

 普通クラス会というのは卒業学年でやるのが常識だけれど、このクラス会は入学学年、つまり1年のクラスなんだな。それも芸術の選択が音楽というクラスで、コーラス部やブラスバンドなど音楽関係の生徒が多かった。

 昨日でもカラオケに行って唄い出すと自然にハーモニーをつけるから凄いな。(こう書くととても綺麗な印象だけれど、実際は呑み助のとんでもないドタバタなんだけれどね、まぁいいか)

 カラオケは二度目だけれど、難しい。自分のヘタさ加減にあきれるねぇ。ではまた明日。

 

更新時間 : 22:06:43

7月23日 (土)

はる 1497
 個展3日目
 今日は午前さまでした。また明日。

更新時間 : 01:25:54

7月22日 (金)

はる 1496
 個展二日目
 今日は比較的にしのぎやすかった。そういったことが関係しているのだろうか、お客さんは多かった気がする。雨が降ったり、あまりにも暑かったり、寒かったりするとすぐにお客さんの出足に関係してくる。それは自身のことを考えても分かることだ。

 向かいの画廊で趣味の絵画グループがスケッチ展をやっている。毎年のことだけれど、そこの企画でどんな展覧会をやっているかが、私の個展の来場者数にも関係してくるのだ。悲しいけれど明らかにそこから流れてくるお客さんを期待している。

 よく観察していると、そこからまわってくるお客さんは会場を一回りして簡単に挨拶して足跡を残してさっさと帰ってゆく。

 私のお客さんと明らかに見方が違うわけで、まぁ一見さんのお客さんに常連さんと同じことを期待しても始まらないけれど、要するに言いたいことは、お客さんの数ではなくて興味を持ってもらえるお客さん何人に見てもらえるかということだろうな。

 素通りのお客さん百人よりも、しっかり見てくれるお客さん一人充分だということかな。

 でもまぁその百人の中から一人の大切なお客さんが生まれる可能性もあるわけだからあなどれない。

 地元の新聞に小さい記事が載ったからその関係が多いかときたいしたけれど、ほとんど関係なかったな。

 明日は土曜日、高校の同窓生も来るようだから、てんやわんやの騒ぎになるだろう。ということで明日は更新できないかもしれません。あしからず。

更新時間 : 21:55:17

7月21日 (木)

はる 1495
 個展オープンしました。暑かったので入りは少なかったけれど、まぁ中身は充実していたように思う。

 会場を開いて最初の一人が来廊してくれるまで、不安でいっぱいになる。ひょっとして今回はまったくお客さんが来ないのではないか?赤ピンが一枚も押されないのではないだろうか?などなど

 終わってみればただの杞憂に過ぎなかったと思うのだろうけれど、案外真剣にそんなことを考えている。今日は五時過ぎに目が醒めた。

 昔一緒に苦労していた仲間が、奥さんと一緒に来てくれた。まぁ一方的にお世話になっていたといったほうが正確かもしれないけれどね。お互いに髪に白髪が混ざる歳になってしまったけれど、会えば何となく昔のことを思い出す。

 想えば遠くまで来たものだ。また明日。

更新時間 : 21:37:20

7月20日 (水)

はる 1494
 今日は親父と義理の兄貴の墓参りに出かける。墓地は夏草が繁茂して、何となく暑苦しい。親父のお墓も例にもれず、草ぼうぼうの状態、暑いけれど少しばかり労働奉仕をする。親父がなくなってもう30年以上になる。

 この墓石はもともと淡路の榎列村にあったものを移したものだ。周りの墓石は真新しくてピカピカに磨きこまれた石だけれど、我が家の石は百年は経って苔むしている。

 神戸の震災があった時に自宅のほうは何ともなかったのだけれど、代わりにこの墓石が倒れたらしい。今でもそのときに出来た傷がちょっと痛々しい。まぁ身代わりになってくれたとおもえば親父も喜ぶかもしれないな。

 明日からの個展が成功するように頼んでおいた。

 みなさん、明日からはじまります。是非観に来てください。ではまた明日。

更新時間 : 20:52:11

7月19日 (火)

はる 1493
 四時過ぎに画廊ルポールに出かける。まだ私の前の展示「ウィリーのかばん屋さん」が展示中。ペルーの古い布を使った手作りのカバンはなかなか面白かった。旦那さんがペルーの人らしい。

 こういったカバンや靴はイタリアなんかでもそうだけれど、伝統のある国というのは何かと優れた技術がある。それは木と藁で下駄やワラジをつくって使っていた国とは根本的に考え方が違うのではないかと思う。

 反対に言えば、例えば水彩絵の具のことを日本では「みずえ」といって、にじみやぼかし、汚れのない美しい水がふんだんに使えたから、美しい和紙ができて水性の微妙なニアンスを含んだ日本画や水彩、墨絵などが発達した。これは誇りに思ってもいいことだろう。

 いつも思うことだけれど、いつのまにか自分の育った環境や風土というのを、我々は忘れてしまっているように思うなぁ。

 さて、いつものように飾り付けをする。今年の感じはどんなものだろうか?個展はお客さんが来て、観てもらって初めて完成する。多くのお客さんに観てもらいたい。

 あさって(21日)からです。どうぞお待ちしています。

更新時間 : 22:29:06

7月18日 (月)

はる 1492
 今日から神戸の実家です。今回はけっこう長逗留で、7/30日のギャラリー島田でのミニアチュール展のオープニングに参加するつもりです。まだ未定ですけれど、ということで約二週間外からネットを見るということになりそうです。

 今日は京都によって来ました。まぁ暑かった事。地獄のようでした。八坂さんの近くに京都近代美術館という画廊があるのですが、ここで今上野憲男さんが個展を開催しています。お恥ずかしいのですが、今日までその存在さえ知りませんでした。

 八坂さんから目がくらむほどの道をとことこ歩いていると、NORIO UENOの奇妙にヘタクソなのぼりが目に入ってきた。ブルー、青、あお、街中が砂漠のような暑さだったので、そのオアシスのような涼しげなぶるーが余計に恋しかったのかもしれない。

 惹きこまれるように会場に入った。大きなショックを受けたな。こういった人がまだ隠れていたんだな。そして嬉しくなった。

 明日はいよいよ搬入です。ではでは。

更新時間 : 23:14:31

7月17日 (日)

はる 1491
 明日18日(月)出かけます。ということで当分また道中からからの更新ということになり、毎日更新というのは無理かもしれません。あしからず。

 連絡は掲示板にして下さいな。ケイタイと連携していています。ではでは。
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第18回・榎並和春個展
 7/21(木)〜7/26(火)
    「かぜのおとづれ2」
 神戸・ギャラリー ル ポール
神戸市中央区加納町4-6-4(北野坂通り)
078-332-3751


更新時間 : 11:44:38

7月16日 (土)

はる 1490
 グループ展の最終日。特に用事もないので搬出がてら東京に出る。

 いやいや、都会は暑い。雑踏がそれなりに様になるのはやっぱりクリスマスの頃だろうな。歳末助け合いの社会鍋があって太ったおっさんのラッパがへたくそなクリスマスソングを吹いている。老いも若きも肩すぼませて雑踏を歩く図は絵になる。けれど、夏は暑苦しい!

 ギャラリーに入ると私のお客さんが来ているという。顔を見ると面識のないおにーさんがオーナーと話している。何と彼は四国から出てきたそうで、私のHPの読者だそうだ。来週から個展で今日搬入、私のグループ展が今日最終日なのでいるかと思って来てくれたそうだ。

 私がHPを開設したのは、こういった分野では結構はやい方だだと思う。たまたま甥っ子がそういった仕事をしていたということがあって、何も考えずにはじめたことだけれど、今からやるとなるとけっこう躊躇したかもしれないな。なんせケイタイでさえこの間デビューしたばっかりだもの。

 で、最初はほとんどなんの手ごたえもなくて、闇夜に呼びかけているようなむなしい時期が長くあったけれど、ネットの人口が増えてきたということもあるけれど、最近は個展をやるとけっこうネットの関係からの訪問者が多くなってきた。

 まぁ、このごろになって満更闇夜でもなかったのかなと思っているしだい。

 彼の個展の情報は掲示板にリンクしておきます。機会があったら観てください。
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 兵頭浩章展
 2005.7/18〜23
 シロタ画廊
 東京と中央区銀座7-10-8
 03-3572-7971

更新時間 : 22:56:20

7月15日 (金)

はる 1489
 「末端にも本性がある」と言ったのは筒井康孝「俗物図鑑」での印象深い一言だ。

(掲示板より)

甲府は盆地で夏は全国的にも最高気温を記録したりする。反対に冬は最低気温が北海道とおなじだったりするることが多い。けっこう過酷なところかもしれませんねぇ。

 それに比べれば、神戸はましなのかもしれないけれど、どうも田舎暮らしが長くなると、ごみごみと人が多いだけで、暑苦しく感じてしまいます。

 ここに暮していると、日常的に電車に乗るということがない。個展で例えば神戸でやるということになれば、毎日そこまで電車(地下鉄)にのって通勤?しなくてはならない。

 日常的に通勤通学しているものにとって、駅で電車を待つということはなんでもないことなんだろうけれど、慣れない私にとってはストレスになってゆくきがするな。ちょっと大げさだけど。まぁそれが、楽しくもあるのだけれどね。

 さて、みなさんもうすぐ神戸の個展です。イラハイ・イラハイ。
 

更新時間 : 00:28:33

7月14日 (木)

はる 1488
 神戸の個展の荷物を送った。いつもの事だけれど荷物を送った段階で、その個展は自分の中では終わる。個展というイベントはそこからが始まりだけれど、作家としての個展は終わったように思う。

 展示してみないと全体の雰囲気は分からない。今年はどんな人に出会えるのだろうか、どんな音楽をかけようか、どんな展覧会になるのだろうか、今度はそういったことが楽しみだ。

 ではまた明日。

更新時間 : 00:42:18

7月13日 (水)

はる 1487
 にんじんのスライスカッターで親指をちょっと切った。構造を良く知らない人には分かりにくいかもしれないので、ちょっと説明する。

 基本的には鰹節削り機と同じ構造ですな。違うのは縦に櫛型のカッターが並んでいるところで、これによって一度ににんじんそうめんが出来というわけだ。お分かりかな?

 これに塩とオリーブオイルと胡椒を少々ふり掛けて寝かしておくと、いいサラダになる。

 何年か前に鰹節をもらった時にカンナを改良した削り器を使っていたけれど、最近新しいものを購入した。夏は奴にこの下ろしたばかりの鰹節だけで充分美味しい。

 厄介なのは、ちょっとよそ見すれば指まで削ってしまうところだ。そらそうだろう、刃物が上向いて待っているところに指がゆく訳だから、ひとたまりもない。

 普段はほとんど気にもならないけれど、親指がつかえないとなると、本当に不自由だ。ボタン一つまともにとめられない。

 気をつけましょう。ではでは。

 

更新時間 : 00:52:56

7月12日 (火)

はる 1486
 今日は暑かった。

 これは内緒にしたほうがいいのかな。もう一応正規の授業が終わったので、美術は映画鑑賞に変更。中国映画「初恋の来た道」を観る。

 反応はまぁまぁかな。工業科の、甲子園の常連でもある硬派な校風の学校だからな、自分では絶対観ないような映画を強制的にみせる。このことがけっこう大事。

 案外じ〜んときているのかもしれん。生徒の顔を見ているのが面白かった。

更新時間 : 22:55:19

7月11日 (月)

はる 1485
 Movie batonが来ました。映画、好きなのでずにのってダラダラ書きました。まぁ面白かったです。

 誰にも送りませんが、誰かバトンタッチで書いてくれると嬉しいですね。

◆最後に映画館で観た映画
 「スターウォーズ3」

 この話は 「はる1476」に書いたので転載します。

 「スターウォーズ3」を観た。映画を観に出かけるのは楽しい。最近はDVDとかデジタルハイビジョンだとか、かしましいけれど、やっぱり映画は映画館で観なきゃ。絵を観るのに画集やビデオも便利だけど、やっぱり本物を観てもらいたいからね。

 「スターウォーズ」はみんな観たかな。こういったSFXものもずいぶんとあるけれど、この作品やハリソンフォードの「インディー・ジョーンズ」の一番最初あたりがやっぱり衝撃だったなぁ。もう25年くらい前になるのだろうか。

 今じゃ珍しくもないけれど、最初にタイトルからあらすじが提示されるのだけれど、それが遠近法的に宇宙のかなたに流れて消えて行く、で突然宇宙船が目の前を通過して行く、これが新しい感覚だった。

 今までは明らかに作り物だと分かるようなロボットや宇宙船だったものが、すごく臨場感のある映像になった。この驚きは今の子供たちには分からないだろうな。

 そういった意味でJ・ルーカス スピルバーグの「「スターウォーズ」は代表作といえるのじゃないかな。

 ただあまりにも物語が長くなりすぎたために、つじつま合わせに始終して、最初の頃の自由な物語の発展性がなくなってしまったように思う。こういったシリーズものは大体において第一作を越えることは難しいね。

◆今までで観た、一番泣ける映画
 色々あるなぁ。小学校の頃学校の体育館で観た「黄色い犬」には泣いた。映画で泣いたはじめての経験だった気がする。物覚えの悪いクソガキだった私がタイトルまでしっかり覚えているのだから、なかなかのショックだったのだろう。

 大人になってからで言えば「ニューシネマ・パラダイス」この話もどこかで書いた覚えがあるけれど、探すのが面倒だ。ラストのシーンで自然に泣けて来た。

◆期待はずれだった映画

 最近の映画は大体期待はずれだな、「マトリックス2」はコケタ。1があまりにも衝撃だったからかもしれないけれど、つまらなかったね。SFXは一度観るとそれ以上のものを今度は期待するからかもしれない。あと日本映画はだいたいコケル。期待していなかった、たけしの「座頭市」は面白かったけれどね。

◆お気に入りの映画5作品 (5以上あります)

 世間一般の名作、上記の作品は避けました。コメントはまた後で。

*「リトルダンサー」(イギリス)

 「踊っている時はどんな気持ちですか?」ときかれて、主人公は「電気になる」と答える。耳に残る天才の回答だ。

*「ミツバチのささやき」(スペイン)

 久しく映画を観なかった時に再び映画は面白い、と思わせてくれた映画だ。はっきりいって内容はよく覚えていない。覚えているシーンはスペインの広大な丘にひまわりが無限に広がって、そこに子供が耳をすませてミツバチの羽音を聴いている、暖かな昼下がり。そんなシーン。

*「青いパパイヤの香り」(ベトナム)

  「はる783より転載}

 昔観たベトナムの映画(「青いパパイアの香り」???)に暑い夏の夜、こうこうと輝く青い月影のもと、長い髪の人が石畳の中庭で髪を洗う、そんなシーンがあった。美しい光景だと思った。

 ベトナムといえば我々の世代はベトナム戦争を嫌でも連想する。鬱蒼と茂った熱帯雨林をこともなげに枯葉剤で枯らせてしまい、それだけでは終わらず、その後にはたくさんの奇形の動植物が生まれた。そしてそれは当然まわりまわって人間にも影響していた。
 重装備したかの国の軍隊に、家や田畑を容赦なく焼かれて、命からがらはだしで逃げ惑う子供たちのシーンが報道されて、脳天気にもそのときの印象は、「あぁこれが自分たちでなくてよかった」というものだった。「アジアは貧しい、貧しいのはこんな目にあうのだ」というとんでもない、お門違いのおもい違いを平気でしていた。

 最近近くの水田に水が入り、青々とした小さな苗が規則正しく風になびいている。我々モンスーン気候に住む民族にとってこういった風景は原点であり、なかなか心やすらぐ風景だ。
 
 世界には色々な民族がいてその固有の文化や文明を持って発展してきた。こうこうと輝く月影のもとで湯浴みする風習のどこが貧しいのだ。電気仕掛けでブンブンと空調をきかせて、思う存分シャワーを浴びるそういった方が実際は貧しいのではないか。
 そんなことを思った。

*「セントラル・ステーション」(ブラジル)

*「初恋の来た道」(中国)

 中国産の映画をこのところ何本か観た「山の郵便配達」「北京バイオリン」、ずっと昔「古井戸」何ていう映画を見たときはくら〜い、おも〜い雰囲気だったけれど、中国も自らの価値に気付いたようだ。明るく切ない映画です。

*「八月のクリスマス」(韓国)

 韓流なんて言葉がまだなかった頃、韓国映画の面白さに気付かせてくれた一本。

*「運動靴と赤い金魚」(イラン)

 物があふれている現代の日本では考えられないような、清く正しく美しく切なく泣かせてくれる映画です。

*「プラトーン」(アメリカ)

 (はる1122より転載)

 戦争映画の名作と言うのは古今東西色々あるけれど、皆似たり寄ったりだな、そのなかで最近の作品で印象に残っているのは「プラトーン」かな。あの鬱蒼としたジャングルのシーンや徹底した爆撃のシーンは忘れられない。

 占領したアメリカ軍がベトナムの美しいメコンデルタ地帯を焼き尽くしながら前進してゆく。捕虜になったベトコンが恐怖のために笑いかけるのだけれど、誤解されて射殺されるシーンなど同じアジアの同朋として、何か釈然としない気持ちになったものだ。この映画の根底に流れている感情は「どうしょうもない戦争の空しさ」のようなきがしたけれど、この「ブラザーフッド」にも同じような空しさを感じた。

後半はリクエストがあれば書きましょう、では。



*「センス・オブ・ウーマン」(アメリカ)


*「ショーシャンクの空」(アメリカ)


*「ミッドナイト・イクスプレス」(アメリカ)


*「サイダーハウス・ルール」(アメリカ)


*「ショコラ」(フランス)


*「アメリ」(フランス)


*「ディーバ」(フランス)


*「ボンヌフの恋人」(フランス)



*「シャコンヌ」(フランス)



*「ベティ・ブルー」」(フランス)



*「踊れトスカーナ」(イタリア)


更新時間 : 22:26:16

7月10日 (日)

はる 1484
 今日は一日美術館でボランティア。疲れました。

更新時間 : 23:51:32

7月9日 (土)

はる 1483
 個展の梱包とその他の準備に始終する。

 個展をやるとなると色々準備しなければならない。画廊の企画展でさえ、ただ絵を持って行くだけでいいなどというビップ待遇な絵描きはまれじゃないかな。

 自主企画で個展を立ち上げるには、自分の足で歩いて画廊を決めるところから始まって、本当に色々な雑用をこなしていかなくてはならない。

 DM一つにしてもピンからキリまであって、最初は迷う。大体において初心者は色々と書きたがる。書けば書くほど反比例して、品格が下がるのだと心得て欲しい。「○○○個展」で人が呼べれば一番いいのだから。

 せっかく作ったDMも最初の内は隣近所、親戚、友達、お世話になった画材店などに置かしてもらって、2,3百枚はけるくらいだろうか。また出したからといって必ずきてくれるとは限らない。大体10/1ぐらいと思っていた方が傷つかない。

 個展のノウハウはそれなりに獲得してきた。まぁ何か参考になるようだったら、またかきましょう。大したことはやってないけれどね。

 

更新時間 : 20:24:01

7月8日 (金)

はる 1482
 神戸の作品の選択、額装、そして梱包とけっこう体力を使う仕事をしている。

 特に梱包は慣れないとこれが一番面倒だ。東京の場合いつもの赤帽さんに頼んでいるので、梱包せずに裸のまま運ぶことが出来る。これは何とも便利だ、画廊についてからでも荷解きをする必要がないから、すぐに飾り付けにはいれる。

 ところが、神戸までとなるとちと厄介なことになる。97年に海文堂で個展をした時は、100号の作品を何点か運んだので、これまたいつもの運送屋さんに頼んだ。まぁ運賃もばかにならないけれど、面倒からは開放される。

 コンクールにやたらと出品していた頃も感じたことだけれど、そういった雑用も含めてコンクールなんだろうな。100号クラスを梱包して出品することは半端な気持ちじゃできない。それに出品したからといって入選する確率の方が低いわけで、また入選止まりでは大した画歴にもならない。それでも尚且つ果敢に挑戦する、その気力があるかどうかを問われているんだな。

 はっきり言って私にはもうコンクールに出品する気力がない。あれはやっぱり若い時に、怖いもの知らずに、がむしゃらにやっている時にしかできないと思う。計算して、算段して、天秤にかけていちゃ出来ないのだな。

 個展も似たところがある。私がやっているような個展は、これによって今の芸術を問うなどという大それたものではない。ほんの一握りのコレクターと関係のある人達が来てくれる訳で、遠いところで個展をやってもやらなくてもさして変わらない。食べるためには地元だけでやっていた方が効率がよい。

 けれど、色んなところで個展をやるのは、お前は絵描きとして生きたいのだろ?と問われている気がしているんだ。気力がある限り続けようと思う。

更新時間 : 00:18:29

7月7日 (木)

はる 1481
 学校で成績をつける。全くの事務的な仕事。

 時間講師というのは補習をやっても、自給はつかない。私立のことはよく知らないけれど、公立の場合当然、夏休みも、冬休みも、運動会も、遠足も、球技大会も、病欠も、自給はつかない。授業時間だけしかカウントされない。当たり前かもしれないが、何の保障もない。

 その代わりいいこともある。校長先生の顔も知らない。会っても分からないだろうな。それだけのことだけれど、そのことの意味は大きい。

 何だか、世知辛いぼやきになった。つまらないから削除しようかと思ったけれど、まぁいいか。

 読まずに飛ばしてくれ。ではでは。
 

更新時間 : 23:58:58

7月6日 (水)

はる 1480
 昨日は予定通り午前様でした。東京は晴れていたのですが、笹子峠を越えると天気も一変、土砂降りの雨でした。おかげですっかりぬれねずみになってしまった。

 お酒の席にはほとんど出ない。私が下戸であることは津々浦々に知れ渡っているようですが、まだ知らない人もいるようで、その度に同じような説明をする。

 いやそのことが(飲めないこと)嫌なのではなく、そのことで宴会の席がしらけてしまうことが嫌なのだ。払わないでもいい気を使わせないためには、結局出ないほうがいいということだ。

 でもまぁ、年に数回ウーロン茶片手に最後まで付き合う。酔って適当になって、阿呆のようになっていく様は、心底羨ましいとおもうね。そうやってストレスを発散できれば、どれだけ楽しいだろうな。

 入院した時に色んな薬物の反応をパッチテストした。これはまぁ大げさにいえば生死の問題になるので、特に大切な反応テストなんだけれど、私の場合注射の前にアルコールで殺菌する、そのアルコールで肌が真っ赤になる。アルコール厳禁体質なんだな。あしからず。

 

更新時間 : 21:22:28

7月5日 (火)

はる 1479
 今日は花のお江戸にい来ます。
 更新できないかもしれません。
 あしからず。

更新時間 : 23:30:44

7月4日 (月)

はる 1478
 今日は一日シトシト雨が降っていた。降らなければ暑い暑いと騒ぎ、降ればふったで鬱陶しいなどとなげく。人はわがままだ。

 明日から東京・ギャラリー惣でグループ展が始まる。今年で三回目になるかな。昨年は個展が出来なかったので、ギャラリー惣での展覧会は久しぶりということになる。新しい画廊での展示が楽しみだ。

 出来るだけ多くの人に観てもらいたい。是非時間を作って観て下さい。明日は午後から在廊の予定です。

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四つの核による惣展
東 直樹・榎並和春
大石洋次郎・横島庄司
7/5(火)〜7/16(土)
11:00〜18:30(最終日16:30)日曜休廊
ギャラリー惣
中央区銀座7-12-6トキワビル5F
03-3541-4380

更新時間 : 20:41:27

7月3日 (日)

はる 1477
 予定より三日ほど遅れたけれど、カウンターが60000を越えた。まぁこれも単に通過点だとは思うけれどね。とりあえず、おめでとう。もし「私が60000を踏んだ」と確信がある方はメールでも下さい。何かプレゼントでも考えましょうか。

 「スターウォーズ3」を観た。映画を観に出かけるのは楽しい。最近はDVDとかデジタルハイビジョンだとか、かしましいけれど、やっぱり映画は映画館で観なきゃ。絵を観るのに画集やビデオも便利だけど、やっぱり本物を観てもらいたいからね。

 「スターウォーズ」はみんな観たかな。こういったSFXものもずいぶんとあるけれど、この作品やハリソンフォードの「インディー・ジョーンズ」の一番最初あたりがやっぱり衝撃だったなぁ。もう25年くらい前になるのだろうか。

 今じゃ珍しくもないけれど、最初にタイトルからあらすじが提示されるのだけれど、それが遠近法的に宇宙のかなたに流れて消えて行く、で突然宇宙船が目の前を通過して行く、これが新しい感覚だった。

 今までは明らかに作り物だと分かるようなロボットや宇宙船だったものが、すごく臨場感のある映像になった。この驚きは今の子供たちには分からないだろうな。

 そういった意味でルーカスの「「スターウォーズ」は代表作といえるのじゃないかな。

 ただあまりにも物語が長くなりすぎたために、つじつま合わせに始終して、最初の頃の自由な物語の発展性がなくなってしまったように思う。こういったシリーズものは大体において第一作を越えることは難しいね。

 眠くなった、続きはまたこんどだな。ではでは。

更新時間 : 00:27:28

7月2日 (土)

はる 1476
 モーツアルトなんかを聴いていると、美しい音楽というのは全てに勝つのではないかと思ってしまう。

 イメージだけの話かもしれないけれど、例えばベートーベンの音楽には「歓喜の歌」に代表されるような、「人類の・・」とか「普遍的な・・」とか、そういった哲学的なコピーがつく。

 人生は楽しいことばかりではなく、いろんな厄介なことがポッカりと口をあけて待っていることがある。耐えて忍んでやがて歓喜に至る、確かにそれは心の底から打ち震えるような感動をおぼえるかもしれない。

 それに比べると、モーツアルトにはそういった苦悩は感じられない。音楽は天上から降りてくるように、キラキラと滞ることもない。ただただ美しいだけだ。

 で、音楽はそれでいいのかなぁと思う。

 日常生活で辟易している時にベートーベンは重いよな、リーモーガンの「御気楽なアドリブ」で充分幸せになれるものなぁ、たとえ後数時間後に射殺されようとも今は幸せだもの、と思った次第。

 今から「スターウォーズ3」先行ロードショウを観に行く。感想書けたらまた書くね。では。

更新時間 : 20:22:17

7月1日 (金)

はる 1475
 いよいよ夏。また後で

 (掲示板から)
  基本的にはHPはほとんどがブログになるでしょうね。毎日更新すると言えば日記しかないものね。ただ私なんかは自分の過去ログの管理を人任せにしてしまうのが出来ない性分だからと言うこともあるけれど、個人美術館として自分の資料全てをこのHPにのせてしまおうと思っています。HPにはそんな使い方もあるのじゃないかな。生きている限り完成はしませんが・・。

 こうやって文章を書くことで、意識していなかったことや、ぼんやりとしていたことがはっきりとしてゆくことが多い。

 他の人はどうなのか分からないけれど、ものを考えるという場合、ただ目をつぶって夢想していても、堂々巡りに終わることが多いな。

 実際考えていることは影も形もない「まぼろし」のようなものだ。それをどうにか意味ある形にするのはどこかで文章化する必要がある。我々は日本語で考えている訳で、メモ的なものでもなにかしら文章にしていかなければ考えがまとまって行かない。

 今考えていることは、次の瞬間には過去のものなってしまっているわけで、こうやってキーボードにカタコトとキーを打つことで思考を確認しているようだ。

 これは紛れもなく、今私の脳みそ内を巡っている「ことば」で、このことは「いきている」ということでもあるんだな。

 

 何のことやら、わからんようになった。また明日。
                  (後日編集)


更新時間 : 08:10:17