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絵描きのぼやき

11月15日 (土)

はる 9106
個展初日

92 分水嶺
 分水嶺というものがある。文字通りある地点からこちら側は北に水が流れ、あちら側は南の海に流れる。実際にそんな境界が存在するらしい、私の分水嶺について考えてみた。
 一番大きな分水嶺は絵を描きだした事だろうか。ちょうど二十歳の誕生日だったからよく覚えている。何もしないでぶらぶらとしていた不甲斐ない息子を案じて、何を想ったのか「絵でも描いてみれば」といったのは、今は亡きお袋だった。あれから半世紀以上続いているのだから、お袋の眼力も満更外れていたわけではなかったようだ。感謝。
 次の分水嶺は山梨に来たことだろうか。何故山梨なのかといえば、25歳の時に山梨大学に入れてもらったからだな。この選択の意味は大きい。人は自分の出生地を選ぶことは出来ないが、住むところは選ぶことが出来る。山梨を選んだことは、自分の人生の半分以上を決めてしまった。
それまでも就職せずアルバイトしながら絵を描いていた。そのまま一生フリーランスの絵描きでいるつもりだった。しかし、学生でもない、自営業でもない、無職であるというのはなかなか肩身の狭いものだ。社会的な信用もない。なによりも、将来に大きな不安を抱えている。実際のところ、日々の生活やアルバイトに追われ、じっくり絵を描くどころではなかったのだな。学校に行こう思ったもう一つの大きな理由は、もう一度じっくり考える時間と、ゆっくり絵を描く環境が欲しかったからだ。
 全国各県に必ず一校以上の公立の教育学部系の美術科があるのを教えてくれたのは同じアルバイトをしていた仲間だった。自分の実力と経済的なことを考えると、これから美大や芸大を目指すのは無理がある。何とか公立の教育学部美術科に入れないか。それと将来東京で発表するということも考えて、山梨大学がベストだという結論に達した。
 次の分水嶺は1995年から一年間イタリアを中心にヨーロッパを旅した事だ。基本的に公の奨学金をもらった留学ではなかったし、若くもない夫婦二人連れの遊学の旅だったので、資金を含めて事前にすべてを整える必要があった。2年ほど前から詳細に準備して全ての活動を一旦中止しても支障がでないように準備を整えた。これはなかなか骨の折れる仕事であったが、また楽しくもあった。
 世界を旅して分かったことは、全ての事はその土地の風土と関係しているということだ。建築にしろ、絵画や文学や音楽もその風土に深く影響される。反対にいえばその地の風土と全く関係していない文化や風俗は本物ではないということかな。水の豊かな水の国で、水と親和性のある画材、水彩画や水墨画、紙や布を支持材に選ぶのは極自然な事だ。それとは別に、西洋画だ、日本画だと区別するのはもう時代に合っていないという事に気が付いた。今を生きる私たちが、今手に入れることが出来る材料で、今感じたことをダイレクトに表現することが、何よりも大事な事のように思った。
 秋の夜長、自分の分水嶺について考えてみるのも一興かと思います。


更新時間 : 19:18:58

11月14日 (金)

はる 9105
明日から甲府の個展が始まります。お近くの方は是非どうそ。毎日画廊に詰めています。
■2025年 11月15(土)〜11月23(日) 
第126回・榎並和春個展
個展タイトル「ひとひとのあわい2」
甲府・ハーパーズ・ミル
 甲府市東光寺町1346
055-233-3157

更新時間 : 18:34:39

11月13日 (木)

はる 9104
学校

更新時間 : 23:26:08

11月12日 (水)

はる 9103
学校

更新時間 : 22:46:52

11月11日 (火)

はる 9102
MRI病院130号
搬入

更新時間 : 18:33:54

11月10日 (月)

はる 9101
 懸案事項のノキにパテを埋めた。これで10年はもつだろう。昨日は屋根にペンキを塗った。

更新時間 : 20:36:19

11月9日 (日)

はる 9100
 「午睡と猫とカラス」f130
 最初は昼寝と買い物だった。ところが買い物をする人物が上手く描けなかった、ということもあるけれど、どうもありきたりな、どこかでみたことがある絵でたまらなく思えて来た。という事で、人物を消して小品で描いていた猫とカラスという組み合わせにしてみることにした。
 小品の昼寝と猫の組み合わせは私がというより画面の中に元々居たもので、私が考えたものではない。その中にカラスがいれば面白いと思った。
 今までのテーマはわりと絵画とは「こうあらねば」ということから発想されたものが多かったように思う。まぁ祈りの形から出て来たものが多かったのだが、それ故にテーマとして硬いというのかとっつきにくいようなところがあった。それも多分私の一部ではあるのだが、普段はもっといい加減だな。宗教や哲学的なことばかりを考えているはずがない。
 もっといい加減な日々の日常をテーマに出来ないかと考えた。いや、なにも変わらない、日常の生活の中にこそ「祈り」が隠れているように思ったのだ。それを表現できなければ意味がない。

更新時間 : 19:29:09

11月8日 (土)

はる 9099
散歩道
、、、、、 
 今ある自由や民主主義は名もない民衆の手で勝ち取ってきたものだ、それゆえ油断すればすぐに無くなってしまう脆いものだ。日本の場合少し違って敗戦によって棚ぼた式に手に入れたものだから、勝ち取った当然の権利と言う意識が薄い。
 そんな事を書こうと思った訳ではない。自由について少し考えてみたい。もともとの国民性なのか、積極的に動くより消極的に守ることの方が好まれるように感じる。島国で他から隔離されやすいという事も関係しているのかな。ややもすると閉鎖的に排除する方向に向かい易い。自由を守る為に壁を作って不自由になるというジレンマに陥りやすい。
 こんな事を考えたのはニューヨークの市長がイスラム教徒で彼の主張を読んだからだ。アメリカという国が移民で出来た国であるということを前提に考えると、わが国とは成り立ちからして違うのだが、だからこそここで自由と民主主義についてかんがえる意味もあるだろう。
 彼の主張は基本多様性を認める社会をつくりたいという事なんだろうな。マイノリティである人種やLGBT、シングル、極貧層から裕福な者までごちゃ混ぜにして、どれもこれもオープンにして平等に暮らしていける社会というのが自由で開かれた社会なんだと。確かに自由で民主であるかもしれないな。
 さて、私にはこれが正しいのか分からない。確かに言える事は、新しいかたちの社会主義の実験ではなかろうか。世界中がどうなるのか固唾を飲んで見守っている。

更新時間 : 19:10:30

11月7日 (金)

はる 9098
屋根のペイント

更新時間 : 17:51:04

11月6日 (木)

はる 9098
作品にタイトルを付けるか否かという話。
 私はタイトルを付ける派ですね。他と区別するという消極的な意味もありますが、表現活動であるということを前提に考えると、タイトルは大事な表現手段だと思います。白い花に「白い花」と付けるのは何としてももったいない。これに「憂鬱」とてもつければ、見た人は考えるでしょう。それだけでも付けた意味があるように思いますね。
 日本人は短歌や俳句のように少ない文字に多くの意味を込めました。私はタイトルは一つの詩的表現の方法のように思います。

更新時間 : 09:51:31

11月5日 (水)

はる 9097
五年前の香港民主化運動
最後のメッセージ(拡散希望)
今までは他人事だった。だれもこれを訳していなかったからな。今日初めて知って訳してみたら、こんな事が書かれていた。肝に銘じて!
香港人の世界に向けての必死のメッセージだ。
バカテレビばかり観て洗脳されているといつか国は無くなるぞと言っているのだ。
 一党独裁は蟻や蜂の組織と似ている、一人ひとりはただ言われた役割をこなしているだけで悪い事という意識は全くない。一つの目標、戦略として組織が壊れるまで突き進む、戦前の日本もそうだった。ファシズム、全体主義の怖いところだ。
 そう考えると自由、民主主義など、なんとお花畑でガラス細工のよう脆いのか。意識して守っていかねば、失ってからでは遅すぎるのだ。
、、、、
Dear World,

CCP will infiltrate your government. Chinese enterprises interfere (with $) your political stance. China will harvest your home like Xinjiang.

Be aware or be next!
、、、、、
世界の皆さん、

中国共産党は皆さんの政府に浸透するでしょう。中国企業は(金銭を使って)皆さんの政治的立場に干渉するでしょう。中国は新疆ウイグル自治区のように、皆さんの故郷を奪うでしょう。

気をつけなければ、次はあなたです。

更新時間 : 21:43:53

11月4日 (火)

はる 9096
🙅

更新時間 : 21:42:41

11月3日 (月)

はる 9095
亀屋芝居みた。

更新時間 : 21:56:38

11月2日 (日)

はる 9094
スイス政府発行「民間防衛」
武力を用いない侵略としての
第1段階:工作員を「政府中枢」に送り込む→
第2段階:メディアを掌握して大衆の意識を操作する→
第3段階:教育現場に入り込み、国民の「国家意識」を破壊する→
第4段階:抵抗意思を徐々に破壊し、「平和」や「人類愛」をプロパガンダに利用する→
第5段階:テレビなど宣伝メディアを利用し、「自分で考える力」を国民から奪う→
最終段階:民衆が無抵抗で腑抜けになった時、大量植民で国を乗っ取る

更新時間 : 07:05:39

11月1日 (土)

はる 9093
11月になりました。

更新時間 : 17:03:32

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